天然繊維

    ウール(毛)のチクチクは正しい予防で改善!虫食い・毛玉対策も知ろう◎

    ニットアクリルウール

    ニットやマフラーなどの多く使われる冬の定番ウール。

    ウールとは、羊毛のことを指します。

    メリノウールは羊毛の中でも繊維が細くチクチクが起こりにくい品種。

    また、ラムウールはより柔らかいのでチクチクせず、シェットランドはツイードに使われたりとウールは種類も様々。

    実は冬だけではなく夏も涼しい素材。

    ウールの種類から正しいお手入れ方法までまとめています◎

    チクチク、毛玉の原因から解決方法まで、参考にしてくださいね。

    ウールの種類

    ひつじ

    ウールとは羊毛と言いましたが、実は種類がたくさんあります。羊毛以外にも様々な動物の毛がアパレル製品に使われています◎

    毛の種類

    羊毛

    • メリノ種
    • ラム(子羊)|より柔らかい
    • シェットランド|ツイードに使われる

    獣毛

    • アンゴラ(アンゴラウサギ)
    • カシミヤ(カシミヤヤギ)|モヘア(アンゴラヤギ)
    • キャメル(フタコブラクダ)
    • アルパカ(アルパカ)
    • ヤク(ウシ科)

    毛は動物性なので湿り気があるのが特徴。しっとり柔らかい風合いがありますよね!

    獣毛の中でもアルパカやカシミヤは天然の色に恵まれ、手触りも滑らか。

    絹のような光沢があり保温力も抜群!ウールでチクチクする方はカシミヤやアルパカを試してみてください◎

    ウール(羊毛)のメリット

    冬は暖かく、夏は涼しい

    ウールは熱伝導率が低く、空気中の湿気を吸収して、その水分を発散する際に気化熱を奪うので涼しく感じます。

    ウールって冬の素材のイメージですが、ペルシャ絨毯などラグにもウールはよく使われており、一年中活躍する素材です。

    ももな
    ももな
    ペルシャ絨毯、踏みごこちも最高なのでおすすめ

    毛は表面のスケール(鱗片)に空気を含み、それがよじれてクリンプ(捲縮)となりカサ増しされるので保湿性も高く冬は暖かく着ることができる素材。

    髪の毛のキューティクルと同じ原理◎

    ウールの吸湿性は繊維中最大!

    シワもすぐ回復!色落ちしにくい

    ウールの主成分はタンパク質の一種であるケラチン。

    このタンパク質のおかげで染色性があり、色落ちもしにくいです。

    弾力性があるため、シワになっても蒸気を当てればすぐにまっすぐ回復します◎



    ウール(毛)のチクチク・デメリットの改善方法

    ウールでチクチクする原因

    ウールでチクチクする原因は、繊維の太さのため。アレルギーを心配される方もいますが、多くは乾燥した肌に摩擦が起こるからチクチクしてしまう。

    チクチクして痒くなる・・・という方は、素肌ではなく、コットンなどの天然素材のインナーを一枚入れるのが得策。

    またメリノウールやラムウールなど、繊維の細いウールを選ぶとチクチクは軽減されます◎

    また、一度手洗いをして柔軟剤でのお手入れにより生地がふっくらするので、チクチクが気になる方はお試しを。

    柔軟剤は静電気の予防にもなるので、お洗濯では必ず使用を!

    どうしてもチクチクする場合、ウールを避け、アルパカなど手触りが滑らかな獣毛を選ぶのがおすすめ

    固めシェットランドウール・モヘア など
    柔らかめアルパカ・ラムウール など

    シェットランドウールは、本来柔らかいウール。しかし、太くて固いウールをシェットランドと呼ぶ場合も。

    また、チクチクの予防として、ウールではなくウールに似せた「アクリル」を着用するのも良いです。

    ウール同様毛玉はできやすいですが、ウール独特のチクチクがないのでウールのメリットはそのままに、チクチクせずに着られます。

    サックスのニットの女性
    アクリルの特徴と取り扱い方法|静電気と毛玉予防で長持ちさせよう三大合成繊維でもあるアクリル。 冬はニットのセーターやカーディガンに多く使われる素材ですね! フェイクファー(エコファー)も、ほとん...

    縮み・フェルト化の原因

    毛は表面のスケール(鱗片)は、人間の髪の毛のキューティクルのようなもの。

    他の繊維に比べて絡みやすいので毛玉ができやすいのがデメリット。

    また、水に濡れるとスケール(鱗片)が開き、開いた状態で揉まれることによって毛同士が絡み合い、縮みとフェルト化の原因となるのです!!

    ももな
    ももな
    うろこ状は一定方向しか進まないのに摩擦やもみ洗いで絡み、生地が密着し硬化→収縮となっていく…

    こうしたフェルト化が毛玉(ピリング)の発生へと繋がるのです…

    毛玉(ピリング)が発生しやすい条件

    生地が揉まれたり摩擦で発生する毛玉。ウールは毛玉が発生しやすいですよね。

    毛玉が発生しやすい条件
    • アンゴラ・カシミヤ・ラムなど柔らかい素材
    • スラブ・ネップなどよりが少ないもの
    • 粗めの編み物(ローゲージニット)

    ピリングは、こまめなブラッシングで予防を!

    一日ウールを着ると、脇や袖口は擦れて毛玉になりやすいですよね。

    日々のお手入れで、流れに沿ってブラッシングをすることで、ホコリを除去・毛並みを整えられます。

    そして、できた毛玉はつい引っ張ってしまいますがNG!

    毛玉とりを使用したり、ハサミでカットして毛玉を取り除きましょう◎

    毛玉(ピリング)はできる前の予防が大切。ウールを着たら衣類ブラシをかけると予防になり、同時にチクチクも軽減できます。

    ももな
    ももな
    着用の際も1回着たら2〜3日置くと型崩れも回復しやすいよ!

    虫食い対策は衣替え時期が肝心

    ウールはタンパク質が主成分のため、虫害に合いやすい素材です。

    衣替えでニットを取り出したら虫に食われていた・・・なんてことも。。。

    衣類を食べる害虫は幼虫のみ。成虫が卵を産み落とすのは梅雨ごろ〜秋なので、梅雨前までに衣替えを終えておきましょう!

    ももな
    ももな
    衣類は立てて収納がポイントだよ

    また、食べこぼしも害虫の栄養分となってしまうので注意!

    ウールの保管には乾燥剤・防虫剤の使用も忘れずに。

    形になりにくいウール・デザインの選び方

    ウールは濡れると折り目が取れたり、形が作りにくいんです。

    プリーツなども取れやすく、ウール素材には向いていません。

    ももな
    ももな
    そのぶんシワはすぐ回復するのでプリーツやタックのないデザインを選ぶのがおすすめ!

    ウール(羊毛)の正しいお洗濯方法

    ウールは洗濯機NG!!

    こすったり負荷が加わるとウールのスケールが開いて毛玉・縮み・フェルト化が起きてしまいます。

    収縮してフェルト化したウールは、元の状態に戻すのが難しいためもみ洗いは避けるのが◎

    ウールは、手洗いの際も中性洗剤を使って揺らす程度に優しく洗いましょう。

    THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)からもウールやカシミヤなどの毛素材専用の洗濯洗剤が出ています▼

    最近は、品質改良されたウォッシャブルウールも多数販売されています。

    自宅で洗濯したい!という方は洗えるウールを選ぶのも◎

    ウールは干し方にも注意!

    ハンガーにかけると伸びてしまうので、平干しがベスト。

    直射日光の当たらない場所で陰干しをして丁寧にお手入れをしてあげてくださいね。

    また、アイロンをかけることで、熱により害虫の卵や幼虫も死滅します。ウールはシワになりにくい素材ですが害虫予防のお手入れとしてアイロンを使用しましょう。

    宅配クリーニングに任せるのも手!

    ウールはピリングや縮みなどが発生するため、自宅でお洗濯・お手入れは根気がいります。

    ウールってかさばるし、家族分・シーズン分のニットをクリーニング店へ足を運ぶのも大変。

    宅配クリーニングのリネットのように24時間注文可能で、自宅やコンビニで受け取りができるクリーニングサービスの活用も便利。

    しかもリネットなら、ウール素材の悩み「毛玉」も無料でケアしてくれるんです。

    ももな
    ももな
    販売員って仕事終わる時間はクリーニング店しまってること多いから宅配はたすかる〜

    暖かくて優しい着心地のウール。

    正しいお手入れでチクチクも毛玉も予防ができます。長く着てあげましょうね。

    denim
    素材まとめ・繊維や染色の特徴を覚えて説得力のある接客を。お客様に素材の特徴について問われた時、正しい返答できていますか? ど、どうだっけ…言葉につまらないように、素材ごと...