冬の乾燥した時期、ちょっとドアノブに触れたり洋服を着替えるときに「パチッ」と静電気が起きませんか?
少し気を抜いた時に静電気は起こるもの……。
静電気によって洋服に汚れが発生することも!?
そこで本記事では、簡単にできる静電気対策を紹介します。
洋服を着る時にどの素材を組み合わせたらいいか、静電気対策の参考にしてくださいね。
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静電気が起るメカニズム
そもそも静電気はどのような状態のときに発生するのでしょうか。
静電気が発生するの原因
静電気は、プラス電気とマイナス電気が合わさった時に放電されます。
発生した静電気は通常、水分を通して体外へ逃げていきますが、乾燥している時期は水分が足りず、体内に静電気が溜まりやすくなるのです。
そのため、水分を吸収しやすく、保湿性のある天然素材は静電気が起こりにくい。
こうして、金属に触れたり洋服を着替える時に静電気が発生!
吸湿性が少ない合成繊維に静電気は起きやすくなるので注意をしましょう。
静電気が起こす弊害
ホコリやチリは、粒子が小さくなるほど静電気が原因で付着しやすいと言われています。
タイツやあったかインナー、細かい毛玉のような汚れがいつの間にか付着していたりしませんか。
タバコの煙のニオイも付着しやすくなるため、静電気対策をすることでホコリやチリの対策にもなりますよ。
静電気が起きやすい素材
静電気は、吸湿性のある天然繊維よりも化学繊維から起きやすいです。
ナイロン|レーヨン|ウール など
アクリル|ポリエステル|アセテート など
静電気対策は、このプラスとマイナスの組み合わせにならないように注意。
また吸湿性のない素材に静電気は起きやすいので、注意しましょう!
静電気が起こる前にしたい「素材の組み合わせ」で対策
静電気が起こりにくくなるコーディネートのポイントを紹介します。
同性質の素材と合わせよう
洋服の静電気対策は素材の組み合わせが大切。
冬によく履くタイツはナイロン素材(プラス)が主流。ここに、ポリエステル(マイナス)のスカートを合わせてしまうと、当然擦れて静電気が発生しやすくなります。
綿素材(帯電しにくい)のタイツを選ぶだけで、スカートの素材は気にせずにコーディネートできるのでおすすめです。
吸湿性のある綿タイツの方が、汗を吸わないナイロンより蒸れにくいメリットもあり!
帯電しやすい素材でも、プラス同士・マイナス同士の組み合わせなら静電気を放電しにくくなります。
帯電しにくい素材でコーディネート
アクリルやポリエステルはもともと静電気を発しやすい素材なので、コーディネートで気をつけていても静電気が発生するケースも多々あります。
化学繊維は帯電しやすいので、天然素材の洋服の着用を意識するのも静電気対策になります。
麻|綿(コットン)|絹(シルク)|革製品
冬はどうしても暖かいニット類を選びたくなりますが、「ウール×コットン」のように混紡の洋服を選べば、帯電は軽減されます。
また、インナーにコットンを選ぶのも静電気対策になるのでおすすめです。
革製品に触れてみよう
革は帯電しにくく、静電気を革製品に放電してくれるため、革の手袋をはめたり、革のバッグやベルトに触れると、パチっとこないので静電気対策となります。
自分の体内の電気を革製品に先に放電するイメージ!革自体は帯電しにくいため静電気が起こりにくい!
革製品の他にも、木材・紙・陶器などに触れるのも有効ですよ◎
柔軟剤の使用
静電気対策として、洋服のお洗濯時に柔軟剤を使うのも有効。
柔軟剤で仕上げると繊維同士が滑りやすくなり、そのおかげで摩擦が起きにくくなるのです◎
静電気が起きやすいニットなどの洋服は特に、柔軟剤で仕上げるとふっくらしますよね。
着心地も滑らかになるので柔軟剤で仕上げを。
THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)の柔軟剤は天然成分で作られていて安心。キツすぎず優しく香るクラシックの香りの他に、Ladyの香り・Babyの香りの3種類。
静電気対策グッズおすすめ4選
静電気を防ぐおすすめグッズを紹介します。
スプレーするだけ!エレガード
エレガードは、静電気除去をしてくれるだけでなく、洋服に汚れが付着しにくくしてくれます。
静電気でパチッとなるのも嫌だけど、知らぬ間に洋服がホコリを集めてしまうのも悩みどころ。
エレガードは、お洋服着用前にスプレーするだけのお手軽さ!
静電気除去対策で、洋服に花粉やホコリも寄せ付けにくくなるのも嬉しいですよね!
エレガード、洋服だけでなく車のシートやソファなどにも使用が可能です。
スカートの貼りつき対策に「ペチコート(ペチパンツ)」
静電気が起きると、スカートが肌に貼り付くという悩みも生まれます。
特に裏地なしのスカートには、貼りつき対策としてペチコート(ペチパンツ)を仕込むのがおすすめ。
保温効果もあり、一枚足すだけで快適に過ごせますよ。
足もとの静電気対策ならワークマン「静電作業靴」
靴底の表面全体から静電気を地面に逃がし、スパークの発生を防止するために開発されたワークマン「静電作業靴」。
屋外での作業やOA機器の多い場所での作業時におすすめです。
静電気を逃がす「静電気除去キーホルダー」
静電気を除去するために「静電気除去キーホルダー」を持ち歩くと安心。
コンパクトなのでバッグや車のカギにつけておけます。
静電気が溜まっていそうな場所にタッチするだけなのでお手軽ですよ。
冬の静電気対策まとめ
冬は憂鬱な静電気。
・帯電しやすい組み合わせのコーディネートを避ける
・コットンなど天然素材のタイツ
・ペチコートを挟めばスカートの貼りつき対策になる
・柔軟剤や静電気除去アイテムを活用する
ちょっとした対策で洋服の静電気予防できるのでぜひ試してみてくださいね。