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アクリルの静電気対策と毛玉予防・ニットを長持ちさせるコツ

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三大合成繊維アクリルは、ニットセーターやカーディガンに多く使われている素材。

フェイクファー(エコファー)も、ほとんどがアクリルから作られています。

ウールに似た特徴でありながら安価なアクリル製品ですが、毛玉ができやすいく静電気が発生するデメリットもあります。

アクリルのフェイクファーは毛が抜けやすいことも……

アクリル素材は、毛玉や静電気対策をするだけで長く着ることが可能。

本記事では、アクリルのメリット・デメリットと正しいお手入れ方法まで紹介します。

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CONTENTS

アクリルとは?繊維の特徴

アクリル毛玉

まずは、アクリルはどのような繊維か紹介します。

三大合成繊維・アクリル

アクリルとは、三大合成繊維のひとつ。

【三大合成繊維】
ポリエステル|アクリル|ナイロン

アクリロニトリルを原料とし、塩化ビニール等を結合させて紡糸して作られています。

スパン糸(ステープル)という、短い繊維に撚りをかけて生地にしていき、羊毛の代用として使われることが多い素材です。

ウールに似せているので暖かい!

主なアクリル製品

おなじみのニットやマフラーはもちろんのこと、人毛・獣毛に似た触感や風合いが作れることから、フェイクファー(エコファー)の多くがアクリル素材です。

それを応用してぬいぐるみにもアクリル素材がよく使われています。

ただしアクリルのフェイクファーは、毛が抜けやすいので注意。

購入前に触ってみて抜け落ちがないかチェックしてくださいね。

虫害に遭わず軽い!アクリルのメリット

アクリル洗濯

アクリル製品のメリットを紹介します。

ウールに近い風合いが出せる

アクリルは、価格を抑えながらウールに似た製品を作ることができます。

そもそも、ウールに似せるために作った素材がアクリル。

軽くて柔らかい感触で、保湿性に優れているアクリルは、ニット製品を始めマフラーなど防寒小物によく使われるのです。

ウールの代わりとなるアクリルですが、ウールにブレンドをしてより品質の高いニットを安く作ることもできます。

100%アクリルの製品よりも自然に近い風合い!

生産するための予算が低くてウールが使えないときも、安価に製品化できるためセーターなどのニット製品に多く利用されています。

アクリルは虫害に合いにくい

ウールはどうしても天然繊維の特徴柄、虫に食われてしまうリスクがあります。

ウールのセーターを衣替えの時期に出したら穴が空いていたなんて経験はありませんか。

その点アクリルは虫害に合わない素材なので、ウールのデメリットをカバーできます。

酸やアルカリにも強いのも特徴です。

軽い

アクリル素材は軽くて嵩高(かさだか)なので、厚みがあってもズシっとした重みがありません。

楽に着こなすことができるのも大きなメリットといえます。

アクリルは静電気と毛玉がデメリット?予防対策方法

アクリル素材の洗濯

長く大切に着るためにも、アクリル製品のデメリットを把握するのも大切です。

デメリットを対処方法とあわせて紹介します。

熱がこもりやすく、吸水・吸湿性が悪い

アクリル製品は熱がこもり、吸水性が悪いデメリットがあります。

汗を吸いにくい性質で、汗をかくとベタベタして不快……という経験ありませんか?

対策として、アクリル製品のインナーにはコットンなど吸水性の良い素材を着るのがベター。

これだけでアクリル製品のデメリットが改善されますよ◎

静電気が起きやすい

冬の乾燥した時期に着る機会が多いアクリル製品。実はアクリルは静電気が起きやすいという特徴があります。

アクリルはマイナスに帯電しやすいので、プラスに帯電する繊維と組み合わさると静電気が起きるため相性が悪いです。

レーヨン・ナイロン・絹(シルク)|プラスに帯電するためNG

プラスとマイナスが擦れることでパチッと静電気が起こることりやすいアクリル。

ポリエステルなどもともと静電気を発しやすい素材は、アクリルとコーディネートするときは注意。

タイツやストッキングにも多いアクリルは、ポリエステルのスカートと合わせると静電気が起きやすい!

静電気が発生しやすいアクリルの対策方法として、相性の悪い素材とのコーディネートを避けるのがおすすめ。

プラスに帯電する素材と組み合わせるとより静電気が発生しやすくなる特徴があるので例えばナイロンを着るときはアクリルを避けましょう!

また静電気防止スプレーや、柔軟剤を使ってお洗濯をするとアクリルの静電気予防になります◎

毛玉ができやすいアクリルのケア方法

ニットの脇や袖口など、よく擦れる箇所は特に毛玉ができやすいアクリル。

ウールは毛玉ができても切れてポロっと落ちるのに対し、アクリルは繊維に強度があるので毛玉が切れにくいという特徴のため、しぶとく残り続けます。

アクリルは毛玉が目立ちやすい……

アクリルの特徴として、どうしても毛玉はできてしまいます。

毛玉の対策は下記のとおり。

ブラッシングで予防する

毛玉は、できた後だとお手入れが大変。

毛玉ができる前の対策として、着用後に衣類ブラシで優しくブラッシングをして毛玉予防しましょう。

一定方向にブラッシングをすることで、繊維が整い毛玉を防でます。

アクリルに毛玉はつきものなので出来る前の予防がおすすめです。

摩擦で毛玉ができないように、ゆったりめのコートと合わせるのもおすすめ!

できた毛玉はちぎらずカットする

無理に毛玉を引っ張ってしまうと繊維が痛んでしまうだけではなく、そこからまた毛玉が発生しやすくなります。

万が一毛玉ができてしまった場合は、ハサミでカットしたり、毛玉取りで優しくお手入れをしてあげましょう。

T字カミソリで優しく撫でてあげるのもおすすめで、結構きれいに毛玉が取れますよ。

100円ショップでも毛玉とりが売っていますが、壊れやすいのできちんとした製品を選ぶのがおすすめです。

アクリルの洗濯・日頃のお手入れ方法

アクリル洗濯

毛玉や静電気意外にも、洗濯についてのケアも気になるところ。

アクリル製品を長く着るための正しい洗濯・ケア方法について紹介します。

品質表示(洗濯絵表示)を必ず確認

繊維製品には、家庭用品品質表示法やJIS規格、公正取引委員会告示により品質の表示が義務付けられています。

まずは、製品についている品質表示の洗濯表示部分を確認しましょう。

家庭洗濯等取り扱い方法の表示が定められており、絵表示にてどのような洗濯方法や取り扱い方法が適しているのかチェックができます。

アクリルに家庭用洗濯機は使用可能?

アクリルは吸水性・吸湿性がないため、水洗いをしても乾きが早いのが特徴。

W&W性(Wash&Wear性)といわれる、洗濯後のしわ状態を表す指標が高く、洗ってすぐ乾くアクリルはお手入れが楽です。

ただし、アクリルでも飾りがついていたり混紡だと洗えない場合もあるので、洗濯表示を確認してお手入れをしましょう。

アクリルは、水に濡れると伸びる特徴があるので、洗濯機を使う場合は短時間で終えるようにしましょう。

ドライコースや手洗いコースなど、なるべく弱めの水流で洗うと伸びの心配が軽減!

擦れるとシワや毛玉が発生しやすくなるので、大切なアクリル衣類は手洗いでのお手入れがおすすめ。

オシャレ着用の洗濯洗剤でつけ置きし、押し洗いをするのが有効で、毛玉予防にもなりますよ。

アクリルの乾かし方

アクリルは熱可塑性(ねつかそせい)という、熱により軟化しやすく、冷えることで再び硬くなる特徴があります。

乾燥機は注意!

軟化して伸びやすいので、そのまま干すと伸びた状態で硬くなり形崩れの原因となります。

熱で痛まないよう、乾燥機は避けて風通しの良い場所で平干しをします。

また、アイロンの熱も同様に注意が必要なのでアクリルには「低温」でかけましょう。

ハンガーにかけてしまうと伸びて形が崩れてしまうので、ニット用の平置きができるランドリーネットなどが便利です。

宅配クリーニングの活用

自宅でもお手入れができるアクリル製品ですが、長く使うなら宅配クリーニングの活用もおすすめです。

パック料金コースならコートやダウンなどの重衣料のついでに出すこともでき、自宅で受け取りができるのも便利。

ニットやフェイクファーのお手入れで失敗したくないという方はぜひ試してみてください。

おすすめアクリル製品

コーディネートしやすいおすすめのアクリル製品を紹介します。

アクリル製品の取り扱い・洗濯まとめ

アクリル洗濯

本記事では、アクリルの特徴からお手入れ、デメリット対策まで紹介しました。

アクリルは、静電気や毛玉といったデメリットも多い素材ではありますが、予防することでストレスなく着ることができます。

アクリルのお手入れ方法

柔軟剤を使用して静電気を予防
ブラッシングをして毛玉を予防
できた毛玉はちぎらずカットする
熱に弱いので、アイロンに注意
乾燥機は避けて陰干しする

アクリルを着るときはデメリットや繊維の特徴を把握し、静電気の起きにくい素材との組み合わせや、毛玉の予防方法を心がけましょう。

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Author

アパレル従事10年以上。
現在は某セレクトショップにて店長をしています。
販売員のノウハウからファッションについて発信しています。

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