柔らかい素材感で、ストールなどのファッションアイテムにも多く使われる素材、レーヨン。
レーヨンは再生繊維の一つです。
天然の原料を溶かし、液状にしたものを紡糸して再び繊維にしたもの
再生繊維は、レーヨンの他にもキュプラ・ポリノジックといった繊維の種類があります。
土に還る繊維も多く、エコな再生繊維◎
その中でも、レーヨンは衣類・カーテン・下着など様々な商品に使われています。
再生繊維ってどのようなお手入れをするのが正しいのでしょうか。
レーヨンは縮むのでクリーニング必須!?と考えている方も多いですが、正しいレーヨンのお洗濯・ケア方法を紹介します。
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レーヨンの特徴|ドレープ性と肌触り

まず、レーヨンはどのような特徴があるのでしょうか。
詳しく紹介します。
レーヨンの原料はなに?素材の特徴
レーヨンは、木材パルプが原料。主成分がセルロースなのでセルロース繊維とも呼ばれます。
フィラメントレーヨン|シルクライク
スパンレーヨン|ウールライク
光沢感のあるフィラメントレーヨンと、柔らかさがありウールに近いスパンレーヨン。
同じレーヨンでも雰囲気がガラッと変わります!
レーヨンの長所
ビスコースレーヨンという光沢のある糸、吸水性に優れていて肌さわりが抜群◎
混紡交織に適しているので他の繊維にレーヨンが含まれていることも多いです。
シワになりやすいのでポリエステルなどシワになりにくい素材と合わせて、デメリットを補うことが多いレーヨン。
染色しやすいので鮮やかで、柔らかいためドレープ性があるのも特徴。
レーヨンの短所①縮みと型崩れ
レーヨンは水に濡れると縮みが発生します。
虫に食われることはあまりなく強いですが、レーヨンはカビが発生しやすいのもデメリット。
よれやすく型崩れもするため、短所を補うようにポリエステルなどシワになりにくい素材と交織してデメリットを補ったアイテムを選ぶのがおすすめ◎

レーヨンの短所②シワになりやすい
レーヨンはシワが発生しやすい点が最大のデメリット。
少し腕の関節を曲げただけでシワがガッツリついてしまったり、洗濯後のケアが大変…
レーヨンのストールなど、初めはシワのないまっすぐ綺麗な形だったのに、一度巻いてみたら折りシワで別物に!?なんてこともありがち。
シワ感が味があっていい!と言い聞かせて見たり…
そもそもレーヨンは水によって縮むので水洗いは向いていません
。
レーヨンを改良したポリノジック
ポリノジックという繊維も、アパレルでは多く目にする繊維です。
このポリノジックはレーヨンを改良し、短繊維(ステープル)のコットンに近い風合いが出せるのが特徴。
レーヨンに比べてシワになりにくく、縮みも発生しにくいのがメリットです◎
柔らかくて強度があるのでコットンのような加工ができるのもポリノジックのメリット!
水に弱いレーヨン・お洗濯と正しいケア方法を解説

シワになりやすいレーヨンはどのようなお手入れをすると長持ちするのでしょうか。
お手入れ方法を紹介します。
レーヨンはドライクリーニングが失敗なし
水に濡れると縮み、シワもでき、カビやすいレーヨン。

と、レーヨンはお手入れに難ありなので、ご自宅でのケアよりもクリーニングに出してプロに任せるのが手。
摩擦によって毛羽立ちが発生するので水洗いは避けましょう!!
レーヨンのお手入れなら、ドライクリーニングに出しましょう。
レーヨンは、型崩れやシワが出やすいのでケアはプロに任せるのが確実です。

自宅でレーヨンを洗濯する方法
どうしても家でレーヨンを洗いたいという場合、洗濯表示を確認して水洗いOKなら「中性洗剤」を使用してお洗濯を行ってください。
ドライマーク表示のお洋服に使える洗剤が失敗が少なく確実です◎
レーヨンはなるべく水に触れる時間を少なくしたいので洗濯機を使う場合は「手洗いモード」「弱流水」モード等優しくケアを!
洗濯機の水も30℃以下の温度を使用しましょう。
洗濯終了後は、直ちに取り出して陰干しをしてください。放置するほどレーヨンは傷んでしまいます。
それでもレーヨンは水による洗濯後に毛羽立ちが発生したり痛みやすい素材です。
レーヨンお洗濯のコツは、中性洗剤使用・水に触れる時間を最小限に!
この2つのポイントを抑えて、長くレーヨンを着てあげましょう◎
けれどやはり自宅でのお手入れは大変ですし、失敗するリスクもあるのでクリーニングで確実なお手入れがおすすめです。
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