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光沢のある素材キュプラ|エコな再生繊維で脱プラ!特徴と長持ちする洗濯方法

ドレープのある茶色い生地

繊維の種類は植物や動物の毛である天然繊維の他に、科学的な方法で作られた化学繊維というものがあります。

その中でも、再生繊維は木材パルプを液状にして糸にする植物系と、ペットボトルを再生して作る化学系に分類されます。

エシカル・エコといったワードが注目され、循環させて環境負荷を軽減する、環境に優しい再生繊維。

よく間違われやすい半合成繊維は「天然原料+科学物質」で作られた繊維なので再生繊維とは別もの!

その再生繊維の一つがキュプラ

お洋服では、スーツやドレスの裏地やキレイめなワンピースからスカートまで幅広く使われています。

もも
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洗濯やクリーニングに出すとき【キュプラ】と書いてあって、どのようなお手入れをすればいいのか迷いませんか?

今回は再生繊維の一つ、キュプラの特徴を知って正しい取り扱いで長く着られる方法をお教えします◎

“化学繊維の種類”
  • 再生繊維|レーヨン・キュプラ・ポリノジック
  • 半合成繊維|アセテート・トリアセテート・プロミックス
  • 合成繊維|ナイロン・アクリル・ポリエステル
  • その他|鉱物繊維(石綿)・金属繊維・ガラス繊維etc…
CONTENTS

光沢感と強度あり!キュプラの特徴とメリット

コットンボール

まずは、キュプラはどのような素材か解説します!

キュプラのドレープ性と裏地に使われる理由

絹のような光沢感があり、肌さわりが良いのが特徴のキュプラ。

キュプラはよくスーツやドレスの裏地に使われることも多い生地ですね。

キュプラの原料はコットンリンターという、コットンボールの中の繊維。

そのため、キュプラは綿との相性が抜群です!

見た目は絹に似ていますが、絹と違い日光に当たっても変色しにくく吸水性・吸湿性も抜群。

裏地に使われるのも納得ですね。

また、滑らかでコシがあるキュプラは独特なハリとドレープ感があり、高級感が生まれます◎

そのためキレイめなワンピースなど、ドレスにも多く使われる理由の一つと言えます。

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キュプラは、環境に配慮したエコな素材

キュプラは、土に還る素材なのでとってもエコ。

化学繊維は土に還らず地球環境に悪影響があるように思われがちですが、再生繊維はエコ・エシカルで地球環境に考慮した優しい素材なんです。

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テンセル・モダールも土に還ります◎

脱プラも叫ばれる中、エコな素材である再生繊維・キュプラをチョイスするのも環境に大事なことですよね!

レーヨンよりも強度がある

もともとキュプラは、同じ再生繊維であるビスコースレーヨンを改良した素材。

レーヨンはシワになりやすく強度が低いという短所があります。

短繊維(ステープル)で綿に近くしているので、光沢感がありレーヨンよりもシワになりにく強い繊維として誕生しました。

キュプラに似たポリエステルと比較

綿から少量しか取れないコットンリンターが原料であるキュプラは少々お値段が張るのも短所。

最近ではシワになりにくいポリエステルが裏地に使われることが増えていますが、光沢感やドレープ性はキュプラの方が断然高級感があります!

もも
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ポリエステルよりもお値段が張りますが、キュプラの方が滑らかで肌触りがいいよ!

また裏地にポリエステルが使われていると、ナイロンタイツ等合わせると静電気が起きやすくなるため、キュプラの裏地の方が着ていた方がストレスフリー!

ポリエステル|安くてシワになりにくいが静電気が起きやすい。ドレープ性がない。
キュプラ|光沢感があり見た目にも高級感がある。ただしシワになりやすい
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キュプラの短所と取り扱い方法の対策

アイロン

キュプラのデメリットと対策方法について解説します!

水に弱いので、縮みやすい

キュプラのお洋服を着ていて、座った時のシワや関節部分のシワが気になったことはありませんか?

キュプラは、水に濡れると弱くなり、縮みやすいというデメリットがあります。

なるべく水に付けないお洗濯や取り扱いをするのが肝心!

水に濡れると縮みやすいキュプラですが、どのような洗濯・お手入れ方法をすると長持ちするのでしょうか。

詳しく解説していきます!

キュプラのお洗濯はクリーニングがおすすめ

再生繊維であるキュプラは水に弱く、摩擦によって毛羽立ちもしやすいので洗濯表示を確認し、洗濯機での水洗いは避けるべき。

手洗い表記があるものは、30℃以下の水で優しく押し洗いをしましょう。

また、水につける時間を最小限にするのも再生繊維を長持ちさせるコツ。

なぜならキュプラは水に弱く、水につけることによりシワができやすい原因となります。

30秒〜1分程度の短い時間でさっと洗うだけで十分です。

干すときも、陰干しをしてください。

キュぷらはデリケートな素材なので、ヘタに自宅で洗うよりもクリーニングに出すのがおすすめ。

<pせっかくのお気に入りを水洗いで傷めたくないですよね!< p=””>

キュプラは汗や水分による水しみ(ウォータースポット)もできやすいので、クリーニングでシミ抜きをお願いするとキレイに保てます。

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食事中でも水滴が飛んでポツッとしみになって取れないことも・・・

やはりプロに任せるのがもっとも失敗しない方法です◎

キュプラのアイロンがけ・注意点

レーヨンやキュプラは着ているだけでシワになりやすい。

スカートなんて特に、座っていた時のシワが付いてしまったりしませんか?

キュプラはデリケートなので、設定温度は120℃以下の低温から中温にし、当て布をしましょう。

特にキュプラはブラウスやドレスなど、キレイ目なアイテムに多く使われています。

大切な場面で着る機会が多いキュプラ素材、ケアで失敗はしたくないですよね!

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柔らかい風合いのキュプラ。正しいケアで長く着たいですね!

自己流でお手入れすると、逆に繊維を痛めてしまったり水によるシミができてしまう可能性が高いです。

やはりプロの手に任せて正しい取り扱いをしましょう!

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Author

アパレル従事10年以上。
現在は某セレクトショップにて店長をしています。
販売員のノウハウからファッションについて発信しています。

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