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麻(リネン)のお手入れ方法は?シワと縮みの予防方法と長持ちする保管方法

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夏に大活躍の麻(リネン)。

清涼感があって気持ちよく着られる素材ですよね!

だけど、リネンってシワになったりクタンと張りがなくなったり、白くなってたり!?

そんな問題点も起きやすい素材です。

夏が終わる時期に正しいケアと保管方法が知りたい!

普段のお手入れ方法は?

リネンのメリットやシワや黄ばみの原因を知って、正しいケアを行えば、長く着ることができます。

シワだって防ぐことができますよ。

本記事では、リネンの取り扱い方法と人気ファッションアイテムについてくわしく紹介します。

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CONTENTS

麻(リネン)の特徴とメリット

緑色のロープ

リネンの特徴と、どのようなメリットがあるのか紹介します。

麻(リネン)の種類

麻は、アマ科の植物で茎にある繊維を取り出して使う、靭皮繊維(じんぴせんい)というもの。

麻はたくさん種類がありますが、アパレルで使われる麻は亜麻(リネン)と苧麻(チョマ・ラミー)の2種類のみが麻と表記することができます。

麻の種類

亜麻(リネン)|六角形に近い断面。中空がある。(綿ほど大きくはない)

苧麻(ラミー)|楕円形。小さな中空があり、繊維は長い

指定外繊維|大麻(ヘンプ)・マニラ麻・サイザル麻・ジュート(黄麻)。ロープや資材に多く使われる

苧麻は日本でも栽培をしていました。しかし、現在はほとんどが輸入製品です。

ウエッジソールサンダルなどに多く使われ、聞き馴染みのあるジュート。こちらは同じ麻でも品質表示に「麻」と表記はできず、指定外繊維となります!

指定外繊維は、衣料品というより資材に多く使われる繊維

リネンも番手が細いものはハンカチやシャツなどにも使われますが、太番手は帆布などにも使用されます。

吸湿性・放湿性に優れている

リネン製品って主に夏物の衣料に使われますよね。

これは、汗を吸ってすぐに発散してくれるというリネン最大の長所があるから!!

保温性はないんですが、夏なら涼感がある製品を着たい!それには麻が一番なんです!

夏のシャツなどに活躍!

強度がある

リネンは非常に強い製品。

水に濡れるとさらに強度が増すという特徴もあります。

そのため、ロープ・麻袋といった資材としても多く利用されています。

強度があるということは、家庭での洗濯にも強いので、汗をかきやすい夏でも着回しがたくさんできます。

綿よりもすぐにクタッとならず長持ち!

麻(リネン)の取り扱いの注意点

かぎ針編みのドイリー

強度や通気性・吸湿性などメリットの多いリネンですが、取り扱いの注意点もあるので紹介します。

シワになりやすい

リネンはとってもシワになりやすい素材。

一度折り目が付いてしまうと戻りにくく厄介。

スチームアイロンを当てて対策をしましょう。

柔軟性がなく、リブが伸びやすい

リネンのニットって着たことはありますか?夏のサマーニットとして多く店頭にも並んでいますよね。

袖や裾のリブの部分を見てみると、伸縮糸が入っていて補強されているのがわかります。

麻繊維は、撚りがないまっすぐな繊維。

それにより柔軟性がなく繊維自体に戻る力(回復力)が乏しいのがデメリット。

そのため、伸縮糸を入れてリブ部分に動きが出るように製品化されています。

白化現象が起きる

長く愛用しているリネン、だんだん白っぽくなってきた……なんて経験はありませんか?

汚れやカビではなく、摩擦によってできた白化現象というもの!!

麻は短繊維を撚り合わせて1本の長い糸にしており、摩擦によってささくれ立ちが発生して白っぽく見えてしまいます。

摩擦が起こらないようにすることで予防ができます。

白化現象対策

擦れないように注意

ちなみに、リネンの白色現象が起こると元に戻せないので注意!!

リネンのお洗濯・お手入れ方法

青いリネンとマグカップ

リネン製品を長く使うためのお洗濯・お手入れ方法を紹介します。

リネンは水洗い可能?縮みの予防

リネンは強度があるので、水洗いももちろん可能です

ただ、リネンは濡れた状態で揉むと、柔かくしなっとした印象になります。

麻は、一つひとつの繊維が引っ付きあった状態ですが、水に濡れてもみ洗いされるとその繊維がバラバラになり、柔らかく張りがない状態になってしまう。

ドライクリーニングに出す方が張りを維持できますが、リネン素材を着るのって主に春夏ですよね。

夏の衣類は、すぐに洗いたい!

リネンは洗濯機可能のものも多いですが、絞るのは禁物。

シワにもなりますし、縮みの原因となるので縮むのを防ぐ為にも手洗いが肝心。

押し洗いとふり洗いをしてシワを予防しましょう。

シワにならない!リネンを長持ちさせる洗濯方法

シワになりやすいリネンを長く着るためのお洗濯方法は下記のとおり。

手洗いで押し洗い・ふり洗い

お水(30℃前後)を溜めた洗面器に中性洗剤、裏返しにして畳んだ衣類を入れてギュッギュッと押し込みましょう。

また、衣類の両はしを持って振りながら汚れを落とすようにするのも二重丸

絞らない、ということに気をつけながら洗うのを意識してください。

これだけでもシワ予防ができます。

脱水は洗濯機を使って素早く

リネンは絞ることがNGなので、脱水は洗濯機を使って絞らずに行いましょう。

シワになりやすいため、畳んでネットに入れて脱水をしましょう。

30秒〜1分以内の脱水でお洗濯は完了です。

干す時の注意点|平干し・陰干しの理由

リネンはシワになりやすいという理由から、平干しをするのがおすすめ。

ハンガーでも大丈夫ですが、ハンガー跡がつかないように注意!

ハンガー跡がつかないように竿にかけて干すのも◎

天然繊維である麻は紫外線による変色も防ぐため、陰干しをしましょう。

天日干しでカラカラにしてしまうと、生地が痛む他に、シワや折り跡がくっきりと付いて取りづらくなってしまいます。

乾きが早い素材なので、風通しの良い場所で陰干しをすることでリネンは長持ちします。

シワ防止!アイロンがけは半乾きの状態で行う

麻製品って素材の風合いとして、もともと軽くシワっぽい状態で着るのが素敵だと思っています。

ナチュラルな雰囲気が味となるシワ感。なので、折り跡ができた!!なんてこと以外はそのままの風合いを活かして着るのがかわいい。

それでも、シャツなどのデザインによってはパリッと着たいですよね。

リネンは、半乾きの状態でアイロンがけを行いましょう。

リネンのシワは頑固で一度くっきり付くとなかなか落ちない。乾いた状態のものも、シワ取りスプレーを丁寧に吹きかけて湿らせてください。

麻は強度があるので、高温で一気にかけても大丈夫。

色の濃いものは当て布も忘れずに◎

  1. 湿らせた状態でシワを伸ばしやすくしましょう
  2. 強い素材なので高温で一気にアイロンをかける
  3. 完全に乾かしてから収納しましょう

リネン(麻)の人気ファッションアイテム

リネンが使われた人気のファッションアイテムを紹介します。

無印良品 フレンチリネン洗いざらしシャツ

ミラオーウェン リネン混パネルマチフレアスカート

SHIPS 手洗い可能フレンチリネンタックパンツ

リネン(麻)を長く着るお手入れ方法まとめ

汗をかきやすい夏に大重宝のリネン。

ケアのポイントは絞らない、摩擦を避ける!

シワは取りづらく、白化現象は修正が効かないので予防が肝心な素材です。

正しいケアで長く着たいですね◎

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Author

アパレル従事10年以上。
現在は某セレクトショップにて店長をしています。
販売員のノウハウからファッションについて発信しています。

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