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キュプラの特徴と長持ちする洗濯方法!シワ改善のお手入れも解説

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ドレープのある茶色い生地

エシカル・エコといったワードが注目され、循環させて環境負荷を軽減する、環境に優しい再生繊維。

その中でも、再生繊維は木材パルプを液状にして糸にする植物系と、ペットボトルを再生して作る化学系に分類されます。

その再生繊維の一つがキュプラ

なめらかで肌さわりのいいキュプラは、スーツやドレスの裏地やキレイめなワンピースからスカートまで幅広く使われています。

キュプラのお洗濯方法が知りたい……

ポリエステルとはどう違うの?

そんな疑問を抱える人も多いはず。

今回はキュプラの特徴から長く着られる洗濯方法をくわしく解説します。

CONTENTS

キュプラの特徴とメリット

コットンボール

まずは、キュプラはどのような素材か解説します。

キュプラの特徴

絹のような光沢感があり、肌さわりが良いのが特徴のキュプラ。

キュプラはよくスーツやドレスの裏地に使われることも多い生地ですね。

キュプラの原料はコットンリンターという、コットンボールの中の繊維。

そのため、キュプラは綿との相性が抜群です!

見た目はシルクに似ていますが、シルクと違い日光に当たっても変色しにくく吸水性・吸湿性も抜群。

裏地に使われるのも納得ですね。

また、滑らかでコシがあるキュプラは独特なハリとドレープ感があり、高級感が生まれます。

そのためキレイめなワンピースなど、ドレスにも多く使われる理由の一つといえます。

キュプラのメリット
  • 変色しにくい
  • 吸水性・吸湿性がある
  • なめらかでコシがある
  • ドレープ性により、高級感がある

環境に配慮したエコな素材

キュプラは、土に還る素材なのでとってもエコ。

化学繊維は土に還らず地球環境に悪影響があるように思われがちですが、再生繊維はエコ・エシカルで地球環境に考慮した優しい素材なんです。

ほかにも、テンセル、モダールといった素材も土に帰ります。

脱プラも叫ばれる中、エコな素材である再生繊維・キュプラをチョイスするのも環境に大事なことですよね!

レーヨンよりも強度がある

もともとキュプラは、同じ再生繊維であるビスコースレーヨンを改良した素材。

レーヨンはシワになりやすく強度が低いという短所があります。

短繊維(ステープル)で綿に近くしているので、光沢感がありレーヨンよりもシワになりにく強い繊維としてキュプラが誕生しました。

キュプラのデメリットと洗濯方法

アイロン

キュプラのデメリットとその対策や洗濯方法について解説します。

水に弱いので、縮みやすい

キュプラのお洋服を着ていて、座った時のシワや関節部分のシワが気になったことはありませんか?

キュプラは、水に濡れると弱くなり、縮みやすいというデメリットがあります。

また、摩擦によって毛羽立ちもしやすいので洗濯機での水洗いは避けるべき。

なるべく水に付けないお洗濯や取り扱いをするのが肝心です。

高級な素材でもあるため、お洗濯で失敗しないようにクリーニングでプロに任せるのも手です。

宅配クリーニングなら、かさばるコートやドレスも自宅から配送することができておすすめです。

キュプラのお洗濯方法

洗濯絵表示を確認し、手洗い表記があるものは、30℃以下の水で優しく押し洗いをしましょう。

先述のとおり、キュプラは水に弱いため水につける時間を最小限にするのも長持ちさせるお洗濯のコツ。

水につけることによりシワができやすい原因となります。

30秒〜1分程度の短い時間でさっと洗うだけで十分

干すときも、陰干しをしてください。

キュプラは汗や水分による水しみ(ウォータースポット)もできやすいので、クリーニングでシミ抜きをお願いするとキレイに保てます。

シワができたら……アイロンがけの注意点

レーヨンやキュプラは着ているだけでシワになりやすいですよね。

スカートなんて特に、座っていた時のシワが付いてしまったりしませんか?

アイロンをかけるときは、設定温度は120℃以下の低温から中温にし、当て布をしましょう。

もしくは、スチームアイロンを使い直接生地に触れないようにスチームをかけると繊維が傷みにくいです。

自己流でお手入れすると、逆に繊維を痛めてしまったり水によるシミができてしまう可能性が高いので注意しましょう。

キュプラ素材が使われたアパレルアイテム

キュプラ素材が使われた人気のアパレルアイテムを紹介します。

ミラオーウェン キュプラブレンド後ゴムナロースカート

FRAY I.D キュプラレーヨンサテンタックワンピ

ダブルスタンダードクロージング SOV.キュプラコットンツイルドレス加工ワンピース

ナノ・ユニバース キュプラコットンドルマンブラウス

キュプラに関するよくある質問

キュプラに関するよくある質問に回答します。

キュプラとポリエステルの違いは?

キュプラと同様に、ポリエステル素材も光沢がありなめらかなので裏地に使われやすいです。

違いとして、シワになりにくいポリエステルに対し、光沢感やドレープ性はキュプラの方が断然高級感があります。

また裏地にポリエステルが使われていると、ナイロンタイツ等合わせると静電気が起きやすくなるため、キュプラの裏地の方が着ていた方がストレスフリーで着用ができるでしょう。

ポリエステル|安くてシワになりにくいが静電気が起きやすい。ドレープ性がない
キュプラ|光沢感があり見た目にも高級感がある。ただしシワになりやすい

ポリエステル素材の特徴やお洗濯方法は、こちらの記事も参考にしてください。

キュプラを洗濯してしまった、ゴワつきが気になるけどどうしたらいい?

キュプラを水洗いで洗濯してしまうと、繊維が縮みゴワついた風合いになって失敗してしまいます。

失敗しても、おしゃれ着洗い専用洗剤を使って40度前後の水にひたして軽く洗い、脱水したら濃いめの柔軟剤にひたして再度脱水、その後陰干しをしましょう。

乾いたらスチームアイロンをかけるとゴワつきが軽減されるはずです。

キュプラの着用におすすめな季節は?

キュプラは吸湿性があるため、主に春夏の衣類に多く使われます。

それだけではなく、保温性があり静電気も起きにくい素材なので、秋冬でも着用しやすい素材といえます。

まとめ

本記事では、キュプラの特徴から長持ちする正しいお洗濯方法を紹介しました。

シワになりやく、水に弱いデメリットがありますが、光沢感とドレープ性で高級感があります。

シルクと似た風合いで、ポリエステルやレーヨンよりも上品さがあるため人気です。

水洗いには注意して、正しいお洗濯で長く着られるように日々のケアをしていきましょう。

ドレープのある茶色い生地

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Author

アパレル従事10年以上。
現在は某セレクトショップにて店長をしています。
販売員のノウハウからファッションについて発信しています。

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