新しい接客方法が必要となった昨今。
時短営業や新しい接客など、やりがいを見失ってるスタッフいませんか?
世の中が変化してきて、本来の接客スタイルができなかったりいろいろと制限されてモチベーションが下がっているスタッフ、多いかもしれません。
モチベーションが下がれば接客の質も落ち、比例して売上も下降してしまいます。
売上を落とさないためにはスタッフのモチベーションを上げてショップ全体の士気を保つことが必須。
そこで、店長が行うべき売上確保のプロセスとして重要なスタッフのモチベーション管理について紹介します。
スタッフ抱く「やりがい」理解している?気持ちをすり合わせよう
スタッフのテンションが下がったままでは売上はいつまで経っても伸びません。
売上確保に向けて店長が行うべきマネジメントのひとつが、スタッフそれぞれの強みを引き出しながらメンバーのモチベーションを上げること。
メンバーが何をしたいのか、どんな仕事にやりがいを感じているか把握できていますか?
素直に気持ちを言えないスタッフ、本音をヒアリング
中にはやりたいことや思っていることを言い出せないスタッフもいるでしょう。
ちょっと最近の動きが気になるな、もしかして他のスタッフから浮いてる?という子がいたら面談をするのも手。
離したいことがあっても機会をつくってあげないと、なにも進展がないままです。
どのような仕事に挑戦したいか、どんなときにやりがいを感じたかヒアリングも一緒に行いましょう。
言葉で伝えて、自己肯定感を高めてあげる
販売員は人と接する仕事がメインとはいえ、みんながみんなコミュニケーションに自信があるわけではありません。
売上に直接つながる接客よりもVMDや販促、商品管理の方が得意というスタッフもいるでしょう。
本人がやりたいことをさせてあげるのと同時に“得意を伸ばす環境”を構築します。
メンバーそれぞれを主役に抜擢し、長けた能力をさらに伸ばすようにコントロールすると自己肯定感が高まります。
得意を伸ばすことで成功体験がつくりやすくなり、やりがいを感じられます。
できないと思っていたことができた実績があれば、次の壁にも挑みやすくなりますよね。
やりがい意識を築く成功体験を与える
スタッフがどのような仕事観、やりがいをもっているのか把握できたら、次はそれに合った業務のリーダーに就任させてみましょう。
得意を伸ばせば比例して売上がついてくるという事実を体験させる必要があります。
在庫管理、店内美化など簡単な仕事でもOK!
任されたことに対して「自分がリーダーシップをとったら解決できた」という成功体験を与えられます。
使命感も感じてもらえますしね!
任されることで新しい考えやアイデアが生まれやすくなり、他の業務に注力する動機づけもできます。
成功体験ができるまでは、じっくりサポート
注意点としては、成し遂げるまで見守りいつでもサポートできる体制をつくること。
成功体験ができるまでは不安や焦りからついネガティブ思考に陥りがちです。
密なコミュニケーションがとりにくいとしても、表情、顔色、声のトーンを観察していると気持ちのアップダウンを察知できるはず。
スタッフのちょっとした変化を感じ取ったらすぐに声をかけてあげましょう。
最近どうした?
そんなたった一言の声掛けで「気にかけてくれた、話を聞いて改善しようとしてくれた」という欲求を満たしてあげられます。
スタッフが抱える不安をリーダーが察知し、改善する意識を忘れずに。
「ちゃんと見守ってくれている」ということがわかれば目標達成まで安心して業務の遂行ができます。
何を頑張ったかが本人にとっても店長にとっても明確になるので「自分の価値(必要とされる人材であること)」に気付きます。
伝えているようで、伝わっていない?
重要なのは、「ちゃんと見守っている」ことをきちんと本人に伝えるという点。
すでにできていることは、できてないこと以上に“伝える”という行動を忘れがち。
こちらが「ちゃんとやってるな」と思って認めていても、相手にとっては「本当に見てくれているのかな?」と不安を抱えてしまいます。
スタッフは「店長が見てなきゃ正しい評価がされていないんじゃないか」と感じてしまうのです。
こちらとしては十分把握しているんだけどなぁと思いつつも、それをきちんと本人に伝えられていますか?
ただ思っていても口に出さなくては本人に伝わらず意味がありません。
あの在庫整理、いつも進んでやってくれてるよね!ありがとう
店長自身はスタッフの頑張りをわかっているのなら「努力しているところ知っているよ」と言葉として表現してあげるのが大切です。
正しい評価をしてほしいというスタッフの潜在的な要望に応えられて信頼関係も築けますよ。
それでも「がんばってても結果として売上とれてないけど大丈夫かな?」と不安がるメンバーもいるはず。
「あなたが管理業務を問題なくこなしてくれるから、他のスタッフが集中して接客できて売上がつくれているんだよ」とチームで連携がとれているから売上確保されている旨を伝えてあげてください。
間接的に売上に貢献ができているとわかれば、自分自身の売上が直接つくれていなくても安心できます。
正しい評価されたい | 何をがんばったか、評価を言葉で伝える |
不満を言い出しにくい | 一人ひとりの顔色や表情、声のトーンなどちょっとした変化がないか、日頃から観察。 変化があればすぐにケア |
やりがいが感じられない | 自分の価値に気づかせるため、ひとつの仕事をリーダーとして任せる |
得意分野の分業から共業へ
スタッフそれぞれがやりがいを見つけられたら、得意な方法で売上を作る対策を練るように指南しましょう。
SNS発信こそ、若いスタッフに任せてみる
今ではinstagramをはじめ、WEAR やSTAFF STARTといったSNS発信をきっかけに注目される販売員が増えています。
若手のスタッフこそ自己ブランディングが上手くSNSに強みがあります。
SNSは来店に繋げる重要なチャネルですし、新しい感性はベテランスタッフの刺激にもなります。
一方、店長の場合は外的要因だけではなく内的要因(対スタッフ)をどうコントロールするか考えなくてはなりません。
スタッフのモチベーションが低ければ、どんなに店長だけが頑張っても売上は伴いません。
スタッフそれぞれの得意を集める
スタッフ一人ひとりのバイタリティが溢れて初めて良い流れがつくれます。
やりがいを見つけるため、なにか任せてみる
やりがいからモチベーションがアップし、成功体験によって新しいアイデアが出る
それぞれスタッフのアイデアを集めて新しい施策へ。
集客力にも反映させる。
毎日口癖のように「売上、売上」と言ったところで具体的な施策を行わなければ前へ進めません。
業界全体で売上確保が難しい中で生き抜くために一人の力では成し得ないことも、チームで共業して動けば自然と売上は付いてきます。
ひとりのやりがいから、チームで動く共業へステップアップさせましょう。